病院とコマンドセンター、情報収集は安定安全なネットワークで。

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

ここ数年、どの業界でもDXへの取り組みについて頭を悩ませているように思いますが、そういえば医療業界のDXはどうなのかと思い検索してみたところ、興味深いものがありました。
その事例は日本の病院に導入したものでしたが、システム自体は主に海外で採用が進んでいるもので、病院内の情報を収集・活用し、病床稼働率などの病院が抱える課題を解決するということでした。今回はこのシステムについて取り上げてみたいと思います。

病院内の情報をリアルタイムで収集して分析・可視化する

病院が抱える課題とはどういうものがあるのでしょうか。事例からは二つ読み取れました。

①病床稼働率
病院の収益を考えればなるべく埋まっていたほうがいいのは確かです。都道府県別の平均病床稼働率が福祉医療機構のサイトで公開されており、これによれば約73%~約87%の範囲なのだそうです。平均で90%超えていないというのに少し驚きました。

②患者の滞在時間や入退院の管理
ここにはスタッフの業務量という要素が絡んでくることになると思います。病院で過ごす時間について実感しているのは、大きな病院になるほど、半日要することを覚悟しなければならないことが多いということです。そのほとんどが検査や診察のための待ち時間か、清算や手続きの時間だったなんていうことも珍しくありません。

そうした課題の解決策として使用されたシステムがコマンドセンターと呼ばれるもので、電子カルテなどの病院内にある情報(病床利用率やスタッフの配置状況、常に状態が変化する患者の状況など)をリアルタイムで集約し、分析・可視化、意思決定を促す仕組みを持つものだそう。これによって病床稼働率のUPや、患者の動きに合わせた医療サービスの実現(滞在時間の短縮や適切なケアの提供など)、スタッフの業務量の最適化・平準化などの効果を狙っていくと言います。
実際の効果としては、病床稼働率が85%から92%に上がり、スタッフの配置調整によって効率よく動けるようになり、スタッフの意識にも変化が見られたと書かれていました。

患者の視点からしても、混雑している検査を後回しにして別の検査を先に受けられたり、診察が終わったら移動している間に手続きや清算が進んでいたりとなれば、病院から早く帰れるようになりますのでとっても助かります。

病院内での情報の活用が進むことは、患者にとってもスタッフにとってもいい効果を生みそうです。医療機関のDXにとって大事なひとつのステップになるのだろうなと感じた事例でした。

情報を集約するには安全・安心な通信環境で

どう情報を集約し、可視化するかは病院の規模や予算、何を改善したいかによって選定するシステムが異なると思いますが、どのようなシステムにしても、十分な効果を発揮するには通信環境は重要です。

特にリアルタイムで情報を集約するようなシステムの場合、ネットワークの遅延や切断は誤解やミスの原因になる可能性が出てくるのではないでしょうか。

重要なシステムを運用するからこそ、信頼性や柔軟性の高さ、障害が起きた時にすぐに原因を把握できるような仕組みを持つようなネットワーク機器を選定していきたいですね。

ヤマハのネットワーク機器は豊富なラインナップに加え、多くの医療機関、介護施設などで採用されています。またLANマップというネットワーク機器の可視化ツールによって、万が一障害が発生した場合にはIT管理者がすぐに問題のある箇所を把握し、対応することができます。

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