医療現場と進むIoT化

こんにちは、吉政創成 菱沼です。

昨年11月末に欧州委員会がIoTを活用した医療体制の拡充を目指すというプロジェクト「IntellIoT」をスタートしたのだそうです。(参考

今回はその記事を元に、医療現場のIoTとネットワークについてまとめつつ、IoT環境における最適なネットワークについて考えてみたいと思います。

IntellIoTの目的と取り組み

このプロジェクトは、コロナ禍を経験したことによって従来のヘルスケアの在り方を見直すべきなのではないかという発想からスタートしており、最終的なゴールは、病院の貴重なリソースを節約すると同時に、パンデミック時の患者と医師が接触をなくし、リスクを減らすということにあるそうで、まずは今後3年間で大量の医療データの分析をしながら様々な実験を積み重ねていくと書かれています。

この取り組みで開発を目指しているものの例として挙げられているのが、医療機器やセンサーで使用可能なAIアルゴリズムの開発によって診断プロセスの加速と精度の向上を目指すというものや、遠隔で患者の管理を可能とするようなものなのだそうです。

今後は数々の実験をしながら、IoTだけでなく5Gや分散コンピューティング、AR(拡張現実)など、様々な先端テクノロジーを医療現場に導入することを目指していかれるそうです。

日本のIoT化はどうなってる?

では、日本での取り組みはどうかというと、もともとDXの流れがあったこともあり、IoT化を目指している様子はあったようなのですが、このコロナ禍によって具体的な取り組みをし始めた(もしくは検討し始めた)といった状況、という印象を受けました。

具体的な取り組み例を探してみたところ、愛媛にある病院でコロナ対策システムとして、「3密検知システム」を内製したというニュースを見つけました。

それ以外にも、各企業から医療・介護施設向けのIoTサービスの提供を開始したというリリースをちらほら見かけました。個人的にかなり驚いたのが、現役医師が手掛けるプログラミングスクールを開校したというものです。これは医療者が医療現場の課題をテクノロジーという武器を持ってして解決しよう、ということで始められたようです。

こうしたニュースやリリースを見ていると、病院やその関係者による様々な試行錯誤によって医療現場の課題が改善され、今後より進化していくのだろうなと感じます。

IoT化でもネットワーク作りは大事

さて、IoTにおいてもWi-Fiや無線LANなどの通信環境は必要不可欠なので、ネットワーク環境づくりは大切にしたいところです。

導入するIoT機器によっては通信の遅延や遮断がおきれば問題が発生する可能性もあります。
また、昨今はIoT機器を狙ったサイバー攻撃が増加しています。機器の脆弱性を放置しないことはもちろんですが、そもそも攻撃をされないような通信環境の構築が重要です。

そのためにもセキュリティ対策がしっかりしている機器を選定し、効率的、かつ、医療機器に影響が出ない、安全なネットワーク環境を構築する必要があります。さらに、構築した後、ネットワークの遅延やセキュリティ上の問題が発生した時に迅速で適切な対処が取れる保守体制を手に入れておくと、より安心して運用できますね。

ヤマハのネットワーク機器は、バージョンアップが無償で行われるだけでなく、その頻度も頻繁に行われます。また、製品ラインナップが豊富なため、精密機器や間仕切りが多い病院でも影響を受けない、効率の良いネットワーク環境を実現できます。
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