患者用通信環境開設のための補助金が決定、安心安全な無線LAN環境構築へ

こんにちは。吉政創成 菱沼と申します。
こちらのコラムでは介護や医療の現場での無線LANについて書いていく予定です。どうぞお付き合いただければ幸いです。

早速ですが、厚生労働省が医療施設の病室に、患者用Wi-Fiを開設するための補助金を出すことを決めた(参考)ということをご存知でしょうか?これは民間団体「#病室WiFi協議会」がかねてより政府関係者への陳情をしてきたことが実を結んだ結果のようです。

この活動に参加されている方の中に、アナウンサーである笠井信輔氏がおられます。
笠井氏はご自身が入院を経験されており、その期間はコロナ禍も含まれていたようです。コロナ禍でお見舞いが制限される中、笠井氏はLINEやYouTubeなど、インターネットを通したコミュニケーションによって孤独感を克服されたと言います。

Wi-Fiが利用できる外来は稀にありますが、ほとんどの病院が使えなかったはずだと記憶しています。実際、その記憶の通り、日本の病院の8割ほどがWi-Fiを整備しているものの、業務用に利用することがほとんどで、患者向けに開放しているのは3割程度に留まるのだそうです。

そのため、入院患者がネットを使いたい場合、自身のスマホやポケットWi-Fiを利用することになります。

短期間ならそう高額にはなりませんが、長期に渡れば費用はかさみますので、無線LANが病棟でも当たり前に使えるようになるのは良いことのように思います。

一方で、電波が医療機器へ及ぼす影響を懸念される方もいると思います。

総務省は電波が医療機器に対して与える影響を研究しており、医療機関向けに指針を出しています。その調査で、無線LANを機器の間近に設置しなければ機器への電波干渉はしないということがわかっているようです(参考)。

具体的な方針として、医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き(概要)が公開されています。ここにはアクセスポイントを適切な位置に置くこと、チャンネル管理・設定を行うこと、電波環境調査を定期的に実施するなどの対策を行うといった対策などが書かれています。これから敷設される方は是非ご一読ください。

病院は精密機器の存在だけでなく、間仕切りも多いため、考慮するポイントは多いと思います。

安全で効率のいいネットワークを構築するには、ネットワーク機器を適切に選び、調整し、配置する必要があります。ヤマハのネットワーク機器は数多くのラインナップを保有し、またセキュリティ設定も柔軟に行えるため、各病院の事情に合わせた柔軟な利用が可能です。

すでに多くの医療機関で採用されておりますので、使い方が気になる方はぜひ事例をご参照ください。

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