SCSK ゆうのコラム「リモートアクセスソフトウェアYMS-VPN8に新機能が追加されました。」

皆さんこんにちは。SCSK の ゆう です。

YouTubeでは既に、YNO製品の紹介で登場しておりますが、今回初めてこちらのコラムに寄稿させて頂きます。さて今回ご紹介するのはヤマハのリモートアクセス用ソフトウェア「YMS-VPN8」です。

多くの会社でリモートワークを積極的に取り入れてる昨今、外部から社内のサーバなどにアクセスするためのリモート接続用のソフトウェアの需要が急増しています。ヤマハルータ経由でインターネットに接続している場合、ヤマハルータにリモート接続(L2TP/IPsec)するためにはYMS-VPN8が必要ですが、実は最近、そのYMS-VPN8に新機能が追加されたのをご存知でしょうか。このコラムではYMS-VPN8の基本的な機能のご紹介と新たに追加された新機能についてご紹介致します。

  1. そもそもYMS-VPN8とは

YAMAHAのVPNルータ(RTX/NVRシリーズ)やファイヤーウォール(FWX120)とWindowsPCを安全にリモート接続(L2TP/IPsec)するためのVPNクライアントソフトウェアでソフトウェアライセンス版と同時接続ライセンス版の2種類があります。

2.ソフトウェアライセンス版の特徴

ソフトウェアライセンス版は、PC側にライセンスが付与されます。ライセンスの付与されたPCは、ライセンスの数だけ複数のルータとL2TP/IPsec接続を行うことが可能です。

操作画面(図1)を見ると分かりますが、ライセンスの数だけタブが表示されるため

リモートアクセスしたルータのアドレス情報等を入力します。

図1 ソフトウェアライセンス版の操作画面

誤解しやすいのですが、複数ルータと2TP/IPsec接続を行うことは出来ますが、同時に複数台とリモート接続を行うことは出来ません。PCとL2TP/IPsec接続ができるのは、常時一台のみであり、2TP/IPsec接続を行っているルータ以外のルータと2TP/IPsec接続をしたい場合は、今接続しているルータとの2TP/IPsec接続を解除しないといけません。

3.同時接続ライセンス版

同時接続ライセンス版は、ルータ側にライセンスが付与されます。ライセンスの付与されたルータは、ライセンス数分のWindowsPCと安全にリモート接続することが可能になります。こちもPC側の操作画面を見ると分かりますが、ソフトウェアライセンス版とは異なりPC側に設定可能なルータは一台のみのため、常に同じルータに対してリモート接続することになります。

リモートワークにおいては、複数の社員が同じルータ(社内ネットワーク)にアクセスするため、同時接続ライセンス版ライセンスが良いのではないでしょうか。

図2 同時接続ライセンス版の操作画面

4.ルータ側の設定内容について

ソフトウェアライセンス版 と 同時接続ライセンス版ではルータ側の設定も異なります。どのように異なるのか簡単にご説明します。

まず、ソフトウェアライセンス版を使用してルータとWindowsPCでL2TP/IPsec接続を行う場合、事前共有鍵、ユーザー名、パスワードが自由に設定できます。

それに対して同時接続ライセンス版では、ユーザー名とパスワードは自由に決められますが、事前共有鍵は、予め決まったものを使用しなければなりません。

5.新機能のご紹介

では最後に、新しく追加された新機能についてご紹介致します。

今回追加された機能は、「遠隔からルータにリモートアクセスしているPCで発生する通信の内、ルータのlan内向け通信以外は全てインターネットに直接出す」という機能です。これまでのYMS-VPN8ではWindowsPCで発生した通信は全てルータに一度送られてから改めてインターネットに送信されるという流れでした。そのためPCで使用しているソフトウェアのアップデートが発生した際には、アップデートに必要な通信が全てルータに一度送信されてしまい通信を圧迫することで、社内からインターネットへの接続も遅くなる事象が発生していました

今回の追加機能では、社内LAN向けの通信はL2TP/IPsec それ以外は直接インターネットへ送信するということが可能になります。これにより、今まで

問題となっていた通信の圧迫も解消され、これまで以上に快適にリモートワークを行うことが可能になります。

6.終わりに

YMS-VPN8のソフトウェアライセンス版はお試し版もあります。このコラムを読んで興味を持った方は是非一度お試し版を使用して頂き、機能追加されたYMS-VPN8をご体感下さい。

それではまた、次のコラムでお会いしましょう。