引っ越し準備、できていますか?(濱田康貴氏のヤマハコラム)

みなさんこんにちは。2019年もどうぞよろしくお願いいたします。お正月気分も抜けてきた頃合いかと思いますが、アッという間に春を迎えます。進学、就職シーズンですね。

読者の方々の中には、少々気の早い話ではないかと思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、インターネット回線の引っ越しは早めに準備されることをおすすめします。

そもそも回線工事が集中する

皆様が直接進学や就職に関係なくても、世間一般では引っ越しシーズンですので、どうしても固定回線の工事が集中しがちです。回線の新設も撤去も工事が必要ですし、立会いもしなければなりません。昨今では既にインターネットをマンション単位で敷設している物件も増えていますが、物理的に別の回線を引き回したい、という場合は早めに工事手配しましょう。

昔は光回線の終端装置はルーターとほぼ同サイズかひと回り小さなONUが一般的でしたが、最近では小型ONUも普及してきています。ヤマハルーターではNVR510、NVR700Wの2機種が小型ONUをダイレクトに接続可能です。設定例はこちら ( https://network.yamaha.com/setting/router_firewall/internet/internet_connect/ssize_onu ) をご参照ください。

グローバルIPアドレスを自由に利用したい

こちらは一番要望が多いかと思うのですが、インターネットマンションを利用せずに独自に回線を引き込む理由として、グローバルIPアドレスを自由に利用したいというケースがあるかと思います。

固定グローバルIPアドレスを持ち、VPN構築や自宅サーバー公開といった用途の場合、インターネットマンションですとNATの設定を変更させてもらえません。あくまでブラウザからWEBページ閲覧や、メール送受信を行うことしか想定していないからです。

余談ですが、インターネットマンションで部屋ごとにLANを引き回しているときに「隣の部屋のLANが見えてしまわないだろうか」「隣の部屋から自室のLANが見られてしまないだろうか」と気になったことはありませんか?

ヤマハのL2スイッチには部屋同士の通信を遮断するアイソレートVLANの機能を持つ機種があります(SWX2310P-28GT、SWX2310P-18G、SWX2310P-10G、SWX2300-24G、SWX2300-16G、SWX2300-8G)。

図 1 アイソレートVLAN施工例

上記の図 ( https://network.yamaha.com/setting/switch_swx/intelligent_l2_switch/hospital_construction より引用 ) のように、各部屋からフロアスイッチ、メインスイッチ、ルーターを経てインターネットへ抜けることはできますが、部屋同士での通信の遮断が実現可能です。もしインターネットマンションのLAN設計をされるときは、参考にしてみてはいかがでしょうか。

それでも工事が間に合わなければ?

さて、なるべくコストをかけずダウンタイムを短くしたいという要件で、新住所での回線開通工事と現住所での回線撤去工事の日程調整、どちらを優先すべきでしょう。

引っ越しシーズンは、早めに工事日の調整をしても、回線敷設まで日が開いてしまうこともあるでしょうし、ギリギリまで現住所の回線を使いたいといった場合も想定できますが、回線撤去工事日の調整に失敗して家賃を1か月分多く払ってしまったりするのは勿体ない話です。

どちらの工事も希望の日程で工事できればよいのですが、上記の理由により、回線撤去工事の日程を最優先すべきです。新住所のインターネット回線敷設が間に合わなくても、WEBブラウジング程度ならポケットWi-Fiやスマホのテザリングという回避策があります。しかし、LAN上にあるファイルやアプリケーションを利用したい場合はそうもいきません。

RTX830、RTX1210をはじめ、ヤマハのルーターはUSBドングルによるモバイルインターネット接続が可能です。また、NVR700Wは、標準SIMカードを挿入し、付属のアンテナを立てることでモバイルインターネット接続を拠点内で共有することが可能です。

実際の設定方法や使用感は「津村彰氏コラム第14回 ヤマハ ルーターでモバイル接続をしてみよう https://router-switch-jirei.jp/archives/764 」をご覧いただければと思います。

いかがでしたでしょうか。引っ越しシーズンは早めの準備が肝ですが、ヤマハルーターなら慌てることなく準備ができますね。