【東京】ヤマハ・ネットワーク・イノベーション・フォーラム 参加レポート

みなさんこんにちは。品川インターシティホールで2018年11月21日(水) 13:00~18:00 に行われたヤマハ・ネットワーク・イノベーション・フォーラム に参加してきましたので、その様子をレポートしてみたいと思います。

https://twitter.com/0301Tahara/status/1065084051483090945

ステージの前にはヤマハのルーター、スイッチ、無線LANアクセスポイントが置かれています。一体何がはじまるのでしょう?

基調講演 「DXイネーブラーとしての企業ネットワークを考える:企業ネットワーク最新市場動向」

IDC Japan コミュニケーションズ グループマネージャー 草野 賢一氏の基調講演は、
1. 企業ネットワークの今を考える
2. DXイネーブラーとしての企業のネットワークとは
この2つのテーマが題材でした。


企業向けルーター、イーサネットスイッチ市場は成熟市場で、2008年を100とすると、イーサネットスイッチは1.19倍の伸び、ルーターに至ってはほぼ横ばいです。

一方で、企業向けLAN機器は2008年から2.26倍の伸びとなっています。

IDCの調査によると、68%の企業はパブリッククラウド導入時にネットワークに何らかの変更をしており、パブリッククラウドを利用する79%の企業に課題があるという結果です。

さらに、クラウド利用によって企業のトラフィックが上昇しているとのこと。

また昨今では、スマホやタブレット、ノートPC利用により、企業での無線LAN需要が高まっていますが、一方で無線LAN利用の拡大は、安定した無線LAN環境維持を難しくしているとのこと。

無線LANを利用している上での課題は上位から
・電波状態の維持
・不正アクセスポイントの利用防止
・通信状態が可視化されていない
・速度が不十分、遅い
・アクセスポイントが利用不能になるときがある
・盗聴防止
・利用者のサポート
と挙げられています。

先に触れたように、企業向けルーター市場が2008年から0.98倍の伸びに対し、ヤマハルーターは1.57倍の伸びを示し、2013年にヤマハ無線LANアクセスポイントが発売されてから5.80倍の伸びを示しています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)を促進するDXイネーブラーに求められるものは
・Agility (迅速性)
・Flexibility (柔軟性)
・Efficiency (運用の効率化)
に収斂され、DXの段階に応じて、新旧さまざまなネットワーク技術/製品を活用しながら、進化することが求められているとのこと。

成熟した企業向けネットワーク機器市場の中でヤマハがシェアを伸ばしている理由として、
・次を見越した製品を先んじてリリースするという傾向
・日本の顧客が欲しい製品をリリースしているから
と結論づけています。

ヤマハネットワークソリューションのご紹介 -浜松イノベーションロード紹介と既存製品特徴をご説明いたします

続いてヤマハ株式会社音響事業本部 川上 聡氏より ヤマハネットワークイノベーション「昨日より今日、今日より明日」というタイトルで浜松イノベーションロードの紹介がありました。

イノベーションロードとはヤマハ本社に開設した研究開発拠点イノベーションセンター 1Fにあり、製品開発の歴史が展示されているそうです。

ヤマハはオルガン製造から始まり、ピアノ、家具、バイク、プロペラ、電子楽器を手がけ、音声処理の技術がネットワーク機器開発につながったとのこと。

続いて「どうなる?ヤマハの統合管理」と題した発表が始まるのですが…

おもむろに壇上から電話をかけ始めます。

すると司会の田原さんが電話に出ました。

田原さんの席を遠隔地(沖縄支店)に見立てたYamaha Network Organizer (YNO)を用いたトラブルシューティングのデモが始まりました。

このように遠隔からでも故障被疑部位の特定が容易にできるのがYNOの大きな特徴の1つです。

どうやら原因は…

L2スイッチの電源が抜けていたようでした。電源を挿しなおして解決です。YNO上でも接続が確認できました。

続いて、同じくYNOを用いた “現場はルーター・スイッチ・アクセスポイントの電源を入れてUSBドングルを繋いでコンフィグファイルの入ったSDカードを挿すだけ”のゼロタッチコンフィグレーションのデモ。

ルーターとスイッチの電源を入れ、アクセスポイントまですべてLANケーブルを挿入し、YNOで確認してもらいます。無事つながったようですね。

田原さんもホッと一安心です。

他にも将来リリース予定のDPI機能や仮想ルーターの開発進捗状況など、デモを交えて説明がありました。

災害対策ソリューションのご紹介 -ヤマハネットワーク機器を活用した災害対策ソリューションをご紹介いたします

次にSCSK 佐藤氏と中村氏による災害対策ソリューションの紹介です。聞き手はNHK Eテレ「 趣味どきっ!いまからスマホ」に出演の池澤あやか氏。

SCSKでは大規模災害時のオフィス防災強化や家庭防災を推進しており、働き方改革と関連しての説明がありました。

また、災害時の通信手段の拡充に、ヤマハの無線WANルーター NVR700Wを検証中とのこと。

続いて日本電子工学製ソーラーシステムSunPortableと組み合わせた大阪市危機管理室の実例を紹介。フル充電時にNVR700Wが約33時間連続動作確認済みとのこと。

災害対策といえば、非常用持ち出し袋というイメージがあった池澤さんも、ヤマハ無線WANルーター NVR700Wを活用した災害対策に一安心のようです。

パネルディスカッション「認定試験とパートナープログラム構想」

続いて「認定試験とパートナープログラム構想」というお題でパネルディスカッション。モデレータは池澤あやか氏、壇上左からSoftware Design編集長 池本氏、SCSK 三宅氏、ヤマハ 平野氏、吉政創成 吉政氏。

三宅氏によると「自己学習による自己知識によるエンジニアが多く、第三者による技術的知識を測る仕組みが必要なのでは」とのこと。

また、全国で365日受験できる体制の確立を目指しており、受験料金は1万円(学割5000円)程度を想定しているとのこと。

また、事前アンケートでもヤマハルーター認定試験への期待が大きいと吉政氏。

認定試験への期待の高さに、壇上も和やかな雰囲気です。

続いてパートナープログラムについてディスカッション。

SCSK三宅氏によると、ヤマハらしいパートナープログラムとは、「参加しやすい」「ドキュメントが豊富な」がキーワードではないだろうかとのこと。

アワード授賞式 優秀事例賞
最後にアワード授賞式 優秀事例賞が発表されました。

受賞は株式会社テックデザイン 河野哲治氏。病院ネットワークの改善にヤマハルーターを導入し、拠点間のネットワーク品質を高めたのが受賞理由とのこと。

ヤマハルーター、スイッチ、無線LANアクセスポイントの品質の高さ、頑丈さは中小企業のネットワークインフラを支える力強いパートナー、そしてクラウド時代にあってネットワークトラフィックが増大する中、ますます存在感を高めていると感じたイベントでした。